このレビューはネタバレを含みます
Dr.コトーも、52歳になったのか。
テンコ盛りなストーリーを135分で収めるには限界があったかな、と思う。
剛利・剛洋親子の物語も、もっと見たかった。
(原家の親子の食事のシーンは、昔の親子関係がなんら変わらないままだったが、台風の夜”のぶおじ”の心臓マッサージを諦めず、蘇生させた後の息子を見る父親の眼差しは良かった)
若き医師判斗と、それを指導するコトー先生の物語も見たかった。
(コトーにトリアージを要請するも、”全員助ける”というコトーを見つめる目。1人医師の限界に泣き崩れる判斗。)
じっくりと描いて欲しかった(ドラマなどで)が、ロケ地も遠く、剛洋役の 富岡涼さんが、現在は一般人なので、長期撮影は無理ということで映画化になったのかな?
ラストは、あの台風の日から1年後ぐらいかな?
コトー先生と彩佳の子が、つかまり立ち、あるきはじめのシーンがある。
トコトコ歩いて行って、診察室のコトー先生に抱きあげられたシーンは現実だと思いたいし、コトー先生が病から生還したんだと信じたい。