Kai

エゴイストのKaiのレビュー・感想・評価

エゴイスト(2023年製作の映画)
2.5
試写会で観ました。
映画として、そして鈴木亮平さんの姿勢は目を見張るものがあり、日本における映画はこの作品の姿勢を見習うべきだと思った。また、先日の首相秘書官の差別発言に対して宮沢氷魚がコメントをしたのもこれまでの業界や俳優の方々にはなかった反応だと思う。(本当は当たり前のことかもしれないけど)


ただ、やはりいわゆる"BL"文脈的な行きすぎた性表現には性的消費のまなざしや蛇足を感じた。また、LGBTQ+当事者の死の描写の擦れ感は実体験とはいえ原作自体にも考えるべき点がある。

また、インティマシーコーディネーターではない役職や法人、専門家ではなく、歴が比較的浅いLGBTQ+の監修者の起用なども果たして現状の日本でよかったのか…いないよりはマシだが他にもNPOや専門家などは数多いるはずなのになぜ…?と思ってしまった。
(無論その選択が作中の描写に影響を与えている)

後で詳しく記述します。
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