このレビューはネタバレを含みます
見終わった後寂しさが募るような良い映画
最初は話の着地点が見えてこなかったけど、ターニングポイントを迎えてなお最後まで「愛」について綺麗に描かれてた。
ゲイらしい雪崩れ込むような二人の関係の始まりから、“強がって生きてきた”浩輔の純粋な愛情が強いエゴに成長する過程、そしてそれによって生まれてしまった悲劇。
細やかなところまでリアリティのあるゲイ役を演じた鈴木亮平さん、演技が素晴らしくてかっこよくていつも大好きだけど更に凄さを感じた。
生活に困窮し苦労して生きてきたにも関わらず、常に笑顔で魅力的なゲイを演じた宮沢氷魚さん。
どっちもすごくよかった....幸せになって欲しかった...
いつどちらかに裏をかかれるんじゃないかとひやひやしてたけど、描かれてる二人はいつも純粋で悪意がなくて、私は悪意に共感できない人間だからよく感情移入できたのもよかった。