私は愛を感じた。
めちゃくちゃに愛を感じた。
すごく切ないけど素晴らしい映画。
エゴな部分はもちろんあるけど、彼を動かす本質や根っこはエゴなのかもしれないけど、
すごく純粋な愛がある。
与えているつもりでたくさん与えられていた。その存在のおかげで救われた。
鈴木亮平さん、本当に素晴らしい。表情や仕草、佇まい、何もかも素晴らしすぎた。
宮沢氷魚くん。危うげで儚そうで、笑顔の裏に潜む孤独…
彼がドアの外に笑顔で出ていく度にもう2度と戻ってこないんじゃないかと胸がざわついた。
なんて素敵な2人なんだろう。
この2人がすごい覚悟を持ってこの役を演じていることがすごく伝わる。
阿川佐和子さんも素敵。
最後のセリフでどれだけ報われただろう。
原作も読んだ。こちらも素晴らしい。
すごく切ないし、なんとも言えない思いだけど、ものすごく深くて大きな愛の断片に触れたよう。
心地よい衝撃。