すごかった。もうこの一言に尽きる。
鈴木亮平の細かな演技が本当にすごくて鈴木亮平という俳優を更に好きになる映画だった。
「エゴイスト」というタイトルがどのように作品に繋がってくるのか気にしながら映画を観ていたけど、うーんなるほどなぁ…と唸るしかなかった。二人の甘ったるい恋愛描写から後半私には想像もつかなかった展開へと変わっていく。この作品の本質を見せられた気がした。恋人、そしてその母親への献身的な愛…それは本当に愛なのか、エゴなのか。
浩輔の優しさを通り越したお節介は「自分が浩輔の立場ならこうするかも」と何となく気持ちがわかるので否定できない。しかし観ていて「そこまでする？」と思うところは多々ある。でもそれは「受け取る側が愛だと思えば愛になる」らしい。素敵な考えだと思った。
「鈴木亮平と氷魚がどエロかったー！」という感想だけでは済まされない本当に深くて素晴らしい映画でした。
