ストーリーを知った状態で観たのに、終始ドキュメンタリータッチな映像のせいか、予想以上にダメージくらってしまった
最近の２丁目事情は知らんけど、この年代のゲイカルチャーあるあるみたいなのがまさにって感じで笑った
そういう細部のリアリティはありつつも、
浩輔のマンション、高級過ぎでは？家賃いくらだよ、編集者こんな暮らししてるの？とか
龍太、昼職だけに切り替えた後なんでトレーナー関係の仕事しないの？どう考えても続かないでしょうこの生活、とか
気になることがあり過ぎる
あり過ぎるけど、
恋人が突然いなくなってしまったぽっかりを、本当は母親にしたかった、できなかったぽっかりを、愛を注ぎ続けることで埋めようとするのが悲しくて尊くて、でもってそれをエゴと言うなら人間総エゴイストだし愛もエゴですか、そんなの悲し過ぎる
気軽に浮気しまくってるフランス映画とかどうなるんだよ
などと思い泣いた
ところで鈴木亮平の演技が素晴らしかったのは勿論、阿川佐和子のさり気なさ、自然な存在感が説得力あってとてもよかった
ご実家のシーンなんてカメラワークのせいもあるがほぼザ・ノンフィクションみたいだった
そしてアデルの時もそうだったけど、ベッドシーンが長過ぎて多過ぎて、なんであんなにがっつりやる必要があるのか
本当に誰かと観ない方がいい
私はそれを知らずに、宮沢氷魚を気に入っている母と一緒に観て、無事心が死にました
