りん

エゴイストのりんのレビュー・感想・評価

エゴイスト(2023年製作の映画)
3.3
ずっと見たくてアマプラでレンタルしてやっと。
想像してたストーリー展開や内容とは違ってちょっと拍子抜けした感じはあるけど生々しかった。
もっと凄まじい予想外な部分を見れる気がしてたけど、たぶん私が過剰想像してただけかもゲイの世界を。正直しょうもないやんって、私たちと一緒やんって思った。もっと私たちとは違う世界なんやろうなって普段思ってたのが間違いで、私たちとおんなじように日常があって私の固定概念の誤りに気づいたなぁ。でも、浩輔や龍太のようにどこかの場所や誰かに対して偽らないといけない、異性愛以外が目立ってしまう日本はまだまだみんなが追いつけてないよな。

愛ってなにーって思った確かに。愛ってエゴの塊か。受け取って心地いい愛とそういうのじゃないっていう愛とあるよな。愛し方の相性が合う人と一緒にいるのか私たちは?愛って勝手に芽生えて渡すものやけど一方的に向きすぎるとそれは違うよなぁ。

鈴木亮平と宮沢氷魚も圧巻やったけど、阿川佐和子さんがよかった。「私の勘違いじゃなければあなたは龍太と私を愛してくれてるんでしょ」「あなたがそう思ってなくてもいいの。愛だと思ったんだからいいの」愛だなとは思ったけど、それが心地いいか自分にとって必要なのか欲しい物なのかは別問題だったりして。
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