ミミック

ストーリー・オブ・フィルム エピソード6. 映画の膨張のミミックのレビュー・感想・評価

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1953~57年、圧力鍋の如く。

メロドラマが主流の中ジェームズ・ディーンの登場がセンセーショナル。

インド『カイロ中央駅前』線路の軋みで気持ちの揺れを、ボリウッドに繋がる歌のある作品も。S.レイ『大地のうた』三部作静かな作風の中に熱さ。

50年代日本は30年代に続いての黄金期、中心には黒澤明。香川京子語る。『七人の侍』粘り強さが特徴。『蜘蛛巣城』着物引きずる姿幽霊のよう、弓矢で蜂の巣シーンは海外にも影響。

ブラジル『リオ40度』、メキシコ『忘れられた人々』ブニュエル。

アメリカ『天は全てを許し給う』アイゼンハワー的。テレビの登場。社会的な圧はあるが見掛けは美しく。『大砂塵』トリュフォー絶賛。ケネス·アンガー『花火』『スコピオ·ライジング』→『ミーン·ストリート』。テレビドラマ『マーティ』気弱な精肉業者。アクターズ・スタジオでメソッド演技を学んだ役者たち。『波止場』マーロン·ブランド。『赤い河』でジョン·ウェインvsモンゴメリー·クリフトの新旧対決。ニコラス·レイ『理由なき反抗』ディーン感情の爆発。O.ウェルズ『黒い罠』、J.フォード『捜索者』、ヒッチコック『めまい』男性が女性を探す。『アラビアのロレンス』。『戦艦ポチョムキン』。羨望、矛盾、哀れみ、失望。

若者や労働者の鬱憤を映画を見ることで発散させてたのだろうか。サタジット·レイ監督のオプー三部作もニコラス·レイもまだまだ見てない作品が沢山あって楽しみが増える。
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