Leo

オカルトの森へようこそ THE MOVIEのLeoのレビュー・感想・評価

3.8
白石晃士のことはよく知らないしドラマ版も観てないけど「パラノーマルアクティビティ」シリーズみたいなPOVホラーが大好きなので観た(あとそこはかとないB級臭に惹かれた)

序盤はまあギリギリホラーかな?って感じなんだけどとある登場人物が出てきた辺りで完全におかしい方向に流れが変わった笑
バス車内で飛び交う情報量が多すぎてもうとにかく笑うしかなかった

空気感がかなり貞子vs伽椰子だなと思って終わった後に調べたらやっぱり同じ人だった、清水崇の村シリーズとはまたちょっと違うんだよな〜どちらにもそれぞれの良さがあるけど視聴層が微妙に違いそうな気がする

白石監督のファンムービーという感想もあったけど何も知らない自分もめちゃくちゃ笑えたし(これが正しい感想かは分からないけど)、むしろよく知ってる人たちにとっては少し物足りない?みたいなので、初心者こそ楽しめる映画なのかもしれない

こないだ観たNOPEしかり「そんなバカな」って展開のB級映画に作り手の本気というか、大真面目に作ってる空気を感じるとそれだけでなんか感動しちゃうし、なにより、作り手と演者の気迫が伝わるからこそ「これ笑っていいのか?」とひとりスクリーンの前で戸惑ってる自分が客観的に見て爆裂に面白い
平日の仕事終わりの「明日も仕事か…」という鬱々とした気持ちを忘れられる2時間だった、下手な感動ドラマとか伝記物とかよりよっぽど疲れた心に明るい気持ちを取り戻させてくれるいい映画でした

あえてマイナス点を挙げるとするとカメラが安定しなさすぎてめちゃくちゃ画面酔いしたことかな……一般人相手にプロのカメラマンアピールするならせめて手元安定させてくれ……
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