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THE FIRST SLAM DUNKのLeoのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.5
間違いなくアニメ映画史上ナンバーワンの出来だった、広告の打ち方が気に食わなくて観に行くのやめようかなとか思ってたの全力で謝りたいぐらい良かった
まずとにかく試合がリアルすぎる、変な話テレビでやってる生の試合より全然現実味ある
特にバイオレーションが全部ガチの試合そのもので「あー、いまやったな」ってなるのすごい、まじで試合観てる気持ちになってて声出そうになるシーンいっぱいあった(流川のプッシングの後って山王ちゃんとフリースロー打った?)

親に半強制的に部活決められてから6年バスケしてたけど、ほんとに笑っちゃうぐらい向いてなくて毎日朝も晩も死ぬほど練習して試合でミスったら即ベンチ降ろされて「お前の代わりなんていくらでもいるぞ」ってみんなの前で怒鳴られて毎晩お風呂の中で明日起きたくないな、いっそ死にたいなって泣くほど部活が嫌いで、引退できたとき嬉しくて泣きそうになるぐらいバスケにコンプレックスあったけど、
この映画を心の底から自分のことのように楽しんで観られたのはそういう経験があったからで、高校卒業から10年弱経ったいま初めてバスケやっててよかったと思えた気がする笑

会話の一つ一つも、台詞回しとか大仰な演技とか、たぶん作者が嫌いなんだろうなっていう″アニメらしさ″をすべて廃したものすごく簡素で、だからこそものすごくリアルな表現で、実写だった?って錯覚するくらいスッキリした後味
スポーツ漫画って基本的に暑苦しいしこの映画もちゃんと暑苦しいんだけど、過度な演出がなくても暑苦しく感動できるんだな〜ってびっくりした
本当に観られてよかった、湘北おめでとう
山王は本当にいいチームです
Leo

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