スタローンがコロナ禍で暇してたんでアレコレ整理してたら、『ロッキー Ⅳ』の使ってない素材が出て来たんで、切ったり貼ったりして出来た新しいヴァージョンの『ロッキー Ⅳ』。
良かったです。
てか「こんなシーンを撮ってたのか！」と驚いた。
多分、当時のスタローンは本気でソ連が嫌いだったんだろうし、共産主義を憎んでたんだと思う。
基本迂闊な人なんで、うっかり超悪者として編集の人も編集したんだけど、フッテージが残ってたという事は、撮ってる段階では元の『Ⅳ』程に徹底的に悪者として描いてはなかったんだな、と思いました。
新しい『Ⅳ』は、ちゃんと今のスタローンの視点で良かった。
ロボが無くなってたのは不満だが、ドラゴの人間性や、アポロの迂闊さに焦点がちゃんと当たってるのも良い。
元の85年の映画に今の価値観を押し付けて叩いたりはしないが、2022年の現在の価値観からすると新しいヴァージョンの方が良いと思う。
ただ、『クリード Ⅱ』との整合性は悪くなった。ロッキーよ、あんな名試合した相手の写真の一つくらい、店に飾ってやれよ。
その辺も迂闊。まぁロッキー＝スタローンですから。
ドルフ・ラングレンの演技がアホみたいで良かった。
本当は超超超超頭良い人なのにね。
