気が付けば、○○にならなければ、と強制的に、この“競争社会”というレースに参加させられる子供たち。
いや、大人も、強制的に参加させられている点では、大人も子供も関係ない。
勉強、スポーツ、音楽や芸術、売上、数字、なんやかや
そういったモノで秀でた能力を発揮できないと評価されず、価値を認められない世界。
秀でていなくとも、上位に入らなければ、ガッカリされてしまう世界。
そんな世界を、子供たちは生きていて、そんな世界を大人たちが作り上げ、我こそは、と、我が子を競わせ、我が子の商品価値を少しでも上げるために勤しんでいる。
そんなヒドい親たちも、日々、自分の商品価値を品定めされ、ことあるごとに評価され、その“価値”の重要性に晒され続けている。
この悪循環は、正直、キツい、、、
そんなハードな生活を送っている子供たちや、子供だった大人たちは、のび太とドラえもんの渾身の訴えに、ホッとして、涙が出てきてしまったのではないだろうか。
自分は泣いてしまった。
隣で我が子も泣いていた。
反対側の隣では、知らない子供も泣いていた。
少しずつでもいいので、過酷過ぎる生き方を強いる世界ではない世界にしていくために、これからも悩んでいかなければと思った。
いい映画だった。