BGMの主張が強すぎるきらいはあるけど監督主演リア･パーセルの常に震源地であり続けるパフォーマンスにはひれ伏すしかない。ライフル銃を構える姿が『ミークス･カットオフ』のM･ウィリアムズを彷彿とさせる

オーストラリア先住民映画祭

• #豪

とりあえず見たかな

The Drover's Wife 2021年作品
5.5/10
リア・パーセル監督脚本
リア・パーセルロブ・コリンズサム・リードジェシカ・デ・ゴウ
オーストラリアの作家ヘンリー・ローソンの小説
家畜追いの妻（1892）から題名とシチュエーションを拝借しているが
リア・パーセル脚本のオリジナル。
羊飼いの夫が不在な中で、アボリジニの逃亡者が現れる。
夫はどこに行ったのか、自分の出自は等々が語られ、
本作は、当時の女性やアボリジニの
置かれた悲惨な立場がテーマになっている。
女性差別については散々語られているし、アボリジニに関しても、
｢ナイチンゲール｣という最高の映画があるため、本作はあまり
面白いものではなかった。