このレビューはネタバレを含みます
かすみはその違和感や辛さを、怒りとしてもっと世の中に向けていいんだよと思った。
ありのままでいいんだという気づきだけじゃなく、その先にある連帯や救いが欲しい。
ただそれができないのも、自分を説明するときにアロマンティックやアセクシュアルという単語を使っていないのも(作品中どこかしらで出しても良いだろとは思ったが…)どこまでも現実的だと思った。
その後この映画に対する反応もしかり。
舞台が地方なのも、浜松(楽器のまち)でチェロなのも、地元に戻ってくる描写もよかったな。