「同じ様に考える人がどっかで生きてるなら、それでいいやって。」
蘇畑佳純。30代女性。実家暮らし。恋愛感情未経験。世界中で、紀元前から、人類は恋愛をしてきた。でもその頃からきっと、興味無い人も同じ様にいたはず。
恋愛や性的興味だけじゃない。趣味、仕事、家庭、友人...人の生き甲斐は他にいくらでもある。
世論・多勢が正義とは限らない。
蘇畑みたいな人も悩まず、落ち着いて暮らせる世の中を作る事が、真に必要な事なのではないのか。多様性ってそーゆーことでは...
ラスト30分がとても愛おしく、涙が出てしまう。父の宣言とクスクス立膝朝食が何とも愛らしい。
異常にせず、でもメッセージを乗せる。
絶妙なバランス感覚を持った監督なのかな。素敵です。
2024年鑑賞37本目
