面白すぎて見終わったあと膝がガクガクしていた…続編のPS2まで1ヶ月も待たなきゃいけないの!? すぐ見たい!! はよ見たい!!!!!
南インド映画界の映画うまおことマニ・ラトナム監督による超大作。世界史が大好きなわたくしもさすがに10世紀の南インドには詳しくないのですが、冒頭でしっかり説明してくれますし、宗教や神話っぽさというよりも、大衆活劇っぽさのほうが勝っているのもあってか、めちゃくちゃに楽しめました。
A・R・ラフマーンの劇伴は当然のごとく素晴らしく、ダンスあり謀略あり馬ちゃん象ちゃんあり、アクションはバチバチにかっこいいし、お花ちゃんことデーヴァンがちょいちょいコミカルなシーンを挟んでくれるのでほっとします。
オッサンたちがたくさん出てくるものの、ストーリーの鍵を握るのはふたりの絶世の美女で、男たちの荒々しい領地拡大の戦の反面、しなやかな描かれかたに見える(PS1で王族としての気概を見せたのは誰よりもクンダヴァイ王女なのだ!)。
このまるっこさ、瑞々しさともいえる作風は、ヒンドゥー・ナショナリズムあるいは汎ヒンドゥー教主義への静かなアンチテーゼのようにも感じられて大変心地よい。やっぱマニ・ラトナム監督、映画うまおすぎるんよ……
ちなみに私は「海の娘」ことプーングラリちゃんが推しです!!!!