青二歳

ラ・ピエトラ 愛を踊る女の青二歳のレビュー・感想・評価

ラ・ピエトラ 愛を踊る女(2003年製作の映画)
5.0
【3年後にまた会いましょう!】
パリ・オペラ座の元エトワール、ラ・ピエトラガラがバレエダンサー役で出演。
現役であるもののベテランとなって引退の陰がチラつくのは体力の限界ではなく病魔ゆえ。その病気によって身体が変わっていく。ダンサーだからこそその変化により敏感なのか。その苦しみがツラい…

そしてその変化は夫婦生活にも及んでしまう。どんどんいびつな性生活を送るふたり。こんな風に夫を愛せるか、妻を愛せるか、なかなかに壮絶な、痛みを伴う映画。単に感動するというよりも、その自ら打ち付ける痛みに呼応して嗚咽がのぼってしまう。
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