ううむ、すごいな、韓国映画!
80年代、全斗煥政権の時代、光州事件なども背景に、韓国の諜報機関に潜入した北のスパイを探し出す任務を負った2人の男の熱い戦い。反目しあう2人が、思わぬ形で同じ方向に向かう。ハードボイルド全開。
実際にはありえない、アメリカや東京(多分、撮影は韓国内だが)での激しい銃撃戦の場面も、映画なんだからこれぐらいOK。
クライマックスの場面は、実際の事件は当時のビルマ(現ミャンマー)のラングーン(現ヤンゴン)で起こったが、映画ではタイでの事件として描かれる(何か、大人の事情があるのかな?)
いわゆる実話モノ(実際の事件が出てはくるが)ではなく、オリジナルのストーリーで、ここまでのアクション大作を作る韓国映画、恐るべし。もう、日本の映画界はダメかも・・・。
ところで映画が始まってしばらく、主役2人の顔が似てて区別がつかなかったのは、私だけ?
キム次長の人、昭和の正統派美男俳優の風格で、いい味だったな。