ム、ムズい。。
組織内のスパイをあぶり出すというあらすじは良いのですが、アイツがどこの誰でコイツがどこの誰でソイツが誰なのかと、ボンヤリしたまんまどんどん物語が前に進んでいくので、結構置いてけぼり食らいました。クライマックスあたりでやっと繋がってきた感じ。。
｢光州事件｣について『タクシー運転手～約束は海を越えて～』で知り、そこでは事件に巻き込まれる側の視点でしたが、ハントでは学生を検挙し拷問する側の視点も描かれていて改めてその凄惨さを確認できました。アクションもよくできてましたが先日『ジョンウィック：コンセクエンス』を観たばかりなので正直見劣りする部分はあった。。しかし、意志が交錯し緊迫感MAX＆どんでん返しのクライマックスアクションは凄まじかった！
チョン・ウソンは、最初気付きませんでしたが『アシュラ』主演の西島秀俊似のあの人だったとは。年重ねるとどことなくちょっと昔の並樹史郎に似てきてましたね。撮影などスタッフが『アシュラ』組だったこともあり、他にも同作出演者が出てたの嬉しかったです。また観たいな。
どうでもいいですけどアン部長の｢屁が出るなら糞がついてないか確かめろ｣みたいな、ガチで品のないセリフがずっと頭の中に残ってしまった。。心に残る下品名言といえば『帝一の國』の｢奴は、俺のケツ毛に絡まったティッシュだ｣ですがこれはまだ笑えたのですが、アン部長のはちょっと笑うこともできず、引いた。。あとパクの部下のパンが冒頭の緊迫シーンでパン食ってたのが緊張感に欠けた。あとどうしても気になるのは暴力という難しい問いについて考える作品になると思うのですが、それにしても主演二人が容赦なく人を殺しまくりなような気がしました。いろいろ引っかかるところはありますが映画館で観て良かったと思える作品です。
