あっくん

ムーンロック・フォー・マンデーのあっくんのレビュー・感想・評価

4.4
以前から気になっていた作品を観賞🎶
設定がクリント・イーストウッド監督の『パーフェクトワールド』に似ている(確実に影響している)オーストラリア産のインディーズ映画です🎶
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🚗あらすじ
舞台は1999年シドニー。
免疫不全で16歳までに死ぬという余命宣告を医者から言われた少女マンデーは父親ボブとホームスクーリング(学校に通わずに家庭で学習を行う教育法)をしている為、外に出るチャンスは週に1回病院に行くことだけだった。

ボブが少し目を離した隙に、うさぎを追いかけて電車内に乗り込んだマンデーと偶然出会ったのは強盗をしてきたばかりの青年タイラーだった。

マンデーからムーンロック(エアーズロック)で自分の病気を治してくれると信じている様子からタイラーはマンデーを利用して警察から逃れようとする為に3000km離れたムーンロックまで一緒に2人旅(+うさぎ一匹)をする事になった。

🚗感想
なにこれ……清々しい✨( ´∀`)
凄く爽やかな作品✨
雄大で美しいオーストラリアの大自然と大地を舞台に繰り広げられるキラキラと輝いた様な爽やかなロードムービー✨

ていうか、ずるいですよ……この設定💦(¯―¯٥)
余命宣言ある難病を抱えた温室育ちの少女と悲しい過去を抱える貧乏強盗犯の青年との二人旅(逃亡劇)って……。
そして裏で2人を追いかける父親の存在……。
一応誘拐だしあり得ない設定なんですけど、凄くアリです✨(。>﹏<。)

そんな2人に注目🎶
強盗犯の青年タイラーがとにかく凄く優しい✨
少女マンデーを本当に妹かの様に接する姿から見たら、元々は根が優しい青年ですかね🎶
過ちを犯してしまって後悔するタイラーにとってはどこか救われ、マンデーは一筋の光の存在かもしれません。

少女マンデーもずっと家に引きこもっていた影響か、旅する間の出来事の一つ一つが何もかもが喜びに変えている所がまた良くて、色んな人達と出会いながらも一日一日が大切な旅だと実感していく。
どちらにとっても未来を変えた重要な旅かと思います✨
そんな2人のやり取りでは、独特的な怒りの表現のやり方や2人がウインクをする姿が印象的でした✨

初監督作品という影響もありますが、結構粗が見えます。
加えて強盗や車の盗難、誘拐もあって共感も出来ません💦
でも二人はこの旅を十分に楽しんでいた……。
どちらも不安な未来の事を考えずに、今を全力にキラキラと輝いた様に生きていると感じました。
だからこそ、私自身は切なさ・悲しいラストを予感(『パーフェクトワールド』に似ていた事から)をしていたと思って切ないラストも心を痛めながらも、どこか前向きな気持ちにはなりました✨(ただ、警察官の対応には事情があるからといってモヤッとしましたが💦)

🚗キャスト
監督はカートマーティン(本作で初監督)

タイラー役のジョージ・プラー(スキャンダラスな彼女たちシリーズ)

マンデー役のアシュリン・ラウデン=ギャンブル

ボブ役のアーロン・ジェフリー(ウルヴァリン X-MEN ZERO)
あっくん

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