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蕎麦っ娘ゆずちゃんのねこのレビュー・感想・評価

蕎麦っ娘ゆずちゃん(2007年製作の映画)
4.2
蕎麦屋の娘ゆずが亡き父の味を再現するため奮闘するというどこにでもあるような話ですが、こういうストーリーってなんか好き。

ある日、客として訪れた女性あきことアメリカ人ジョージ。
あきこは一口食べて店を出て行ってしまう。
母から見せてもらった父の遺言に書かれていた内容には腹違いの姉の存在が。
それがあきこである。
あきこは父の味じゃなくなった蕎麦屋を潰してジョージとレストランを開きたいという。
意地になったゆずは美味い蕎麦を作ろうと必死に蕎麦を打つが父の味にはならず...。

という、新喜劇みたいなベタな展開ではあるが、あきこに対して敵対心を剥き出しのゆずだったが、妹として父の味を姉に食べさせてあげたいという想いに変わり、あきこも店を乗っ取る考えよりも父の味を食べる事ができなくて悲しいという気持ちを押し殺している健気さがあるから誰も憎めないキャラ設定になっている。

そんな時、浮気相手とのセックス中に死んだ父の愛人まで登場して妊娠させられたから店と土地を売れという、一筋縄ではいかない展開まで訪れる。

はたしてゆずは父の蕎麦を再現し、店を守ることができるのか。


っていう。
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