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SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのnamのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

実話を淡々と描く物語に
映画としての在り方を語るのはナンセンスかもしれないが、敢えて言えば
グッとくる一瞬のシーンが電話口であったり
ワインスタインとの対峙は後ろ姿ではなくシーンとして見たいものではあったけど
けど
一瞬も見逃せなかった。

人々にこれほど影響を与えるNYタイムズ誌の記者の裏側というだけでも見応えがあり
実話に忠実であるからこそ、
今作はそれでいてグッとくるものがあった。
完全なドキュメンタリーだけでは難しかったり、より痛々しい部分を
映画としてよく描けている。
バーのナンパ男にただ怒りをぶつけるシーンだけは頂けなかった。
男に対する憎悪なら、旦那にぶつけるとかもっと深いところで描いてほしい。
ただ"男悪"に見えては意味無い。

私は屈せず声を上げたい。そう思わせる#Metoo 運動そもそもと、それを再認識する映画だった。
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