この映画がアカデミー賞でノミネートすらされなかったことが闇。
#Me Too運動が広がるきっかけとなった記事を執筆した女性記者と性被害に遭った女性たちの話。
俳優を介して特定の人物や行為を映さずに、性的虐待を受けた高級ホテルの一室や廊下だけを映す演出は、被害者のトラウマを誘発させないような配慮を感じさせながらも、無機質で小綺麗な空間から逃れられない閉塞感もしっかり伝わってきた。
事実は最小限で切り取り、暴くまでの動線をしっかり見せる。その抑揚でこの映画の役割と使命を果たし切っていたのに脱帽。
引き算で嫌悪感を感じさせられるのがすごいな
旦那さんに勝手に性被害の話を切り出したのだけはちょっと許せなかった...
