消したい記憶を公に話すことの恐怖は計り知れない。
思い出すことさえ嫌なのに、伝えるために語って名乗って公表するなんてどれだけ怖いだろう。
ワインスタインのゲスさは言うまでもなく、彼をやりたい放題やらせていた周囲の人物と示談システムがとにかく酷い。
ワインスタインには娘がいることにも驚き。娘がいる人間がよくこんな酷いことできるな…。
レイピストでレイシストでクソ野郎。
懲役100年でも足りない。
彼の音声がそのまま使われているシーンはとにかく胸糞悪かった。
ニューヨークタイムズの記者2人共にも娘がいる。
彼女たちの未来に、こんな理不尽なことが罷り通らないようにと
昼夜問わず仕事に打ち込む姿勢に気迫を感じた。
そしてニューヨークタイムズの役付きの人たちのマネジメント力。
記者の2人を守りながら社会に訴えるべく記事を出版させる仕事ぶりが素敵だった。
理想の上司だな。
怖くても、社会正義のために私生活を犠牲にしながらあそこまで仕事に打ち込むには、愛ある上司がいないと無理だったと思う。
制作総指揮がブラピというところにも強いメッセージ性がある。