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地下室のヘンな穴のCharlieZGのレビュー・感想・評価

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)
3.4
老いに対するコンプレックスを痛烈に描いたコメディ。

女は美しさを、男は逞しさを、若さを取り戻す事に固執するあまり人生が激変してしまう運命が憐れ。

取り憑かれたように穴に入る妻マリーに苛つきながらも支える夫アランの大きな愛情が温かい。

音楽もジョン・サントのアナログシンセによるバッハ(1976年リリース)の起用がレトロなSF感を醸し出していてよく似合っていた。

とかくやり過ぎは裏目に出るもの、いつまでも若くありたい気持ちはよく分かるが老化も自然な事として受け入れなくてはネ。
ヘンテコな作品だけど戒めかな。


監督 カンタン・デュピュー

キャスト
アラン・シャバ
レア・ドリュッケール
ブノワ・マジメル
アナイス・ドゥムースティエ
ステファン・ペーゼラット
CharlieZG

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