中学のひとクラスに密着したドキュメンタリー「14歳の栞」で鮮烈なデビューを飾った竹林監督の2作目は、前作からガラリと趣を変えた、タイムループコメディでした。
この手のタイムループ映画は「ハッピーデスデイ」や「オールユーニードイズキル」など一日をループすることが多いですし、もっとハチャメチャに大暴れする作品が多い印象ですが、本作は広告業界の社会人たちが1週間を繰り返す、というニッチ気味な着眼点が印象的でした。
役者陣も大奮闘で、特に、ショートボブ気味の髪型が印象的な三河さんですが、本作ではスポーティーな髪型で少しクセのあるキャラクターを好演していました。
上映尺82分とかなりコンパクトにまとめていますし、起承転結の起に当たる部分がギュッとなってましたし、楽しかったです。
業界あるある的な描写がかなり自然に見えたのですが、やはり製作陣の実体験もある程度含まれていたのでしょうか…？笑
