と、ある下請け広告代理店。
納期が差し迫り事務所で徹夜缶詰状態。
プライヴェートもそっちのけ、大手の引き抜きも迫る吉川は仕事に必死だが、同僚から「自分たちは同じ1週間を経験するタイムループにハマっている」と知らされる。はじめは取り合わなかった吉川だが、既視感のある"月曜日"がまたやってきて………
「リバー、流れないでよ」が面白かったので、同じタイムループもので直近話題になっていたこちらの邦画もチェック。
何ら変わり映えのしない一週間というサラリーマン生活者には身に覚えしかない情景を、文字通りタイムループの設定に落とし込む発想と、そこから抜け出すのは野心や独立心か、果てさて…?という展開も何気に深い。
ついつい職場の自身や周囲の人に置き換えて見てしまいたくなる各キャラクター配置も面白い。
マキタスポーツさんがおいしいw
ウェットになりすぎない絶妙な軽さも良い。
しかし実際。時間なんて並行では無いのだろうから、自覚が無いだけで私たちもループの牢獄に無自覚にハマっていても何ら不思議ではないと思うと、怖い様な。また反面何なら、日々のわだかまりやモヤモヤも取るに足らないものかもしれないと気が晴れる部分もある。要はその時間の中でどう振る舞うか。
劇中劇の役割を果たす漫画がイイよね。
