荒野の狼

とべない風船の荒野の狼のレビュー・感想・評価

とべない風船(2022年製作の映画)
-
内海だから穏やかなんだろうが、漁村にしては活気がなさすぎる。
鬱、リタイア、怪我、風船、寡黙、病(やまい)。 見続ける気力も失せる。冒頭でも中身でも暗くて見えない、というよりちゃんと「見せない」シークエンスが散見され、気も晴れるところがない。穏やかで優しく静かな作品にこそ、イメージで流す事のない確かな骨格が欲しい。
「上品にありがちな曖昧と無力」、誰の言葉か忘れた。何処かに三浦透子を使い切る実力ある監督がいないものだろうか、以上
荒野の狼

荒野の狼