Yuki

宮松と山下のYukiのネタバレレビュー・内容・結末

宮松と山下(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

山下としては見るしかないと思ってた映画(?)
いや〜冒頭部分、映画の中と現実との境が曖昧にされてる編集、すごい良かった。
自分が何者かわからないことに何の疑問も持たなかった宮松と、自分は確かにあったけど他人からの無駄な感情を買ってしまった山下、結局やっぱり宮松でいることを選んだ彼に共感する人多いのでは。。
自分は何者なんだろうっていう感情は全人間にあると勝手に思っているけど、その分からない穴をいろんな風に自分を演じて埋めることに快感を得るのも、すごくわかる。彼にとってはその快感の方が、自分を認識するより幸せに感じたのかな。。

タクシーの運転手って目的を自分で決めなくていいから気楽ですよね、っていうセリフ、めっちゃ刺さったな。。タクシーの運転手が赤の他人に目的地を指定されて色んな場所に行くように、社会で生きる上で人間みんな多かれ少なかれ他人に振り回されて生きてる気がする。。てのを象徴してるような気がしました。。、
Yuki

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