「オズをホラー使い」
7/17日、映画一本だけ観られる時間あり。他にも上映中でクリップ📎してた作品は幾つかあったんだけども、wokeな作品に疲れ気味で、気になっていた「パール」を鑑賞。
久々にホラー観たけど、この「パール」は傑作にして、 主人公パールは、ホラー映画界に新たなシリアルキラー・アイコンとしてその名を刻む、ミア・ゴスのベストアクト。
しっかりジャンルムービーとしての残酷描写をおさえつつ、
強烈な主人公パールのとる行動や表情が過剰で、コメディとして観て笑う観客もいる。
それでいて、どの時代の人にも共感できるテーマ性も孕んでいて、先述した行き過ぎて笑えてくる様なパールの言動は、今で言う毒親（それも強度の。「ブラック・スワン」を想起したり。）である母親の抑圧に対するリアクションである事が徐々に示される。
都会に出てダンサーとして映画出演することを夢見るも、アメリカ中西部の田舎の農村から逃れられない閉塞感もしかり。現代に置き換えるとSNSで煌びやかなインフルエンサーに憧れる若者と、そう変わらないマインドで。
この映画の良いところを挙げればキリがないのだが、主人公パールだけでなく他の登場人物もみんな良くて、
まずはアバンタイトルをシッカリ決めてくれたワニ君（いきなり人間じゃなく動物かい）。パールの手によって絶命した犠牲者は、裏の池に餌付けされ
