このレビューはネタバレを含みます
画面の暗い前作とは対照的に、彩度が高くてレトロ可愛い。
しかもただ明るいだけじゃなく家の中は薄暗くて、第一次世界大戦中にアメリカではドイツ系の親がよく思われていないことや、病気で意思疎通のできない父親の介護をしていることの重苦しさも感じる。
さらにスペイン風邪の流行も描くことでコロナ禍を経た現代とクロスオーバーさせた上に、家から出ては行けない閉塞感も強調される。
パールが愛を求めていることや、欲求が満たされない原因とか、パールという人間を読み解く鍵が詰まっている。
2024-99/字幕