タイトルが気になって鑑賞。
ナン・ゴールディンが"オピオイド危機"を暴こうとする姿と、彼女の生い立ちがクロスしていく展開に魅せられた。
自死した姉やヒッピーコミュニティで育ったこと、彼女の人生の全てが今に繋がっていて、ドキュメンタリーではあるけれど物語だった。デモをする様子は完全に映画だったな…。
またナンのスライドショーも素晴らしく、映像よりもその時の空気や雰囲気が閉じ込められ、写真家としての才能を感じた。
後半、姉の話を両親に聞くシーン、ナレーションと映る絵やそれまでナンが語った両親像も含めて感情がぐちゃぐちゃになりカオスだった。
2024年 39作目