とりこ

美と殺戮のすべてのとりこのレビュー・感想・評価

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)
3.9
アメリカ史上最悪の処方箋とも呼ばれるオピオイドを販売し、中毒により50万人以上の命を奪ったサックラー家に対し抗議活動を行う写真家ナン・ゴールディン。多くの死や痛みに触れてきた彼女の半生を丁寧に振り返ることで、彼女が如何にして抗議活動をするに至ったのかが大きな説得力を持って語られる。あまりに強大な存在を相手取った勇気ある抗議活動に、社会が少しずつ且つ着実に呼応してゆく様には胸が熱くなった。
とりこ

とりこ