バニラ

バルド、偽りの記録と一握りの真実のバニラのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ジャーナリストのシルヴェリオは国際的な賞の受賞が決まり故郷メキシコへ凱旋する。
帰郷の旅では自らの内面や家族との関係、過去の問題とも向き合うことに。
あらすじにもある帰郷そのものはドキュメンタリーのようではあるが、現実ではありえないだろう奇妙な映像の連続になってて不思議な感じだった。
冒頭から産まれた赤ちゃんをまだ早いと母体に戻すシーンには唖然、その後も何を観させられているのか意味するものはわからない。
シルヴェリオの心理描写なのだろうか、面白さはないけど結末は気になる感じ。
ネタバレ。

「バルド」中陰と訳してた。
死んでから次の生を受けるまでの中間期における存在、奇妙な映像も理解に繋がりそう。
幽体離脱の様相になって、人生を回想する帰郷だった。
ラストは悲しさも、難解でした。
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