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ボーンズ アンド オールのnatsumiのレビュー・感想・評価

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
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一人親の父に捨てられたばかりの女の子マレンが、道で出会った同じく人喰いの癖がある青年リーと母親を探しに車でアメリカを旅する。テイラー・ラッセルもシャラメも演技は良いのに、自分には二人が恋してるように見えなかったのが致命的でした。全体的にエモい雰囲気重視で、人喰いにしてはグロがすぐオフカメラになることが多く綺麗すぎる印象。サスペリアではあんなやばいボディーホラー撮ってたのに!直接的に見せなくても想像力を働かせる作品はあるけどそういうわけでもなく。マレンは人を食べることを悪く思っているので、もっとぐちゃぐちゃにして背徳感を出して、ホラーとロマンスを絡ませた歪んだ恋愛を描いてほしかった。あと自分アメリカンロードムービー合わないかもしれない。過去の過ちから学んだのか(エリオは17歳だった)マレンにわざわざ自分は18歳、と繰り返し言わせるの笑ってしまう。一番好きだったのは遊園地のゲームコーナーのシーン。切ない。あー好きになりたかったなぁ…
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