1回目に見た時前半部分を問答無用で爆睡してしまったため2回観てきました。
人喰いの孤独と生きようとする罪の意識。生き辛さを感じるサバイバルの人生で、守りたい物や愛する人の大きさ。そして若さから大人への受難。ルカグァダニーノ流。(僕が大好きなアッティカスロスとトレントレズナーのお2人もいるよ)(流石やっぱこの2人の劇中音楽緊張感凄かった、、)
「Raw」では大学入学、日本の漫画で「寄生獣」や「東京喰種」だと高校生。「Bones and all」だと18歳。僕の好きなカニバリズム絡み作品はどれも大人への入り口年頃が設定されてるのだけど、それは作り手の人達に共通して見えてる物があるんだと思う。成人成り立て、あるいは成人になろうとする時って言葉を選べば独り立ちする時であって、そこで初めて遭遇する受難っていうのは寂しくて切なくてとても恐ろしい。それがこの映画ではたまにくるあの緊張感のあるシーンと澄んでいるのに切ないシーンなんだと思う。
Bones and allっていう題名と共に終わりに近づいてくる空気感がどうしようもなく切なくて悲しかった。赦しあえる、光のある人生をみんなに送ってほしいと何故か仏様気分になった帰り道だった。
ク、クロエさん!!?