Asino

ボーンズ アンド オールのAsinoのレビュー・感想・評価

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
3.8
10代の子たちの話を見るとどうしても親のほうに意識が行ってしまうのはもうどうしようもないので、前半ずっとアンドレ・ホランドの苦悩と決断について考えていた気がする。

確かにホラーというよりは社会に適応できない若者たちの、カニバリズムという要素を忘れれば古典的なくらいの青春恋愛もの。
そこまで刺さらなかったのは、私が若者ではないからか、あるいはサリーが全部持って行っちゃったからかも?
マーク・ライランスの気持ち悪さすごすぎてなんか筋を忘れちゃった。

でもタイトルの意味が分かった瞬間には、ある意味、10代のころの、死の匂いのするロマンス(というのだろうか?)好きの血が騒いだし、ラストへのつながり方は好きだった。

あとクロエ・セヴィニーいつ出てくるんだろう?と思っていたんだけど、斜め上の登場の仕方だった。あの辺はちょっとホラーっぽかった。
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