ジム・ジャームッシュが「デッド・ドント・ダイ」を作った時と同じような胃の中の違和感がしたノア・バームバックの"メメント・モリ"=「ホワイト・ノイズ」。
どう言ったらいいのか分からないけど"言語化されたカオス"のような映画だった。
面白いのに鬱な気分になるので、ごくたまに陥るゾーンみたいな感覚を引っ張り出されないようにピリつきながら観ました。果たしてこれを2022年の締め映画として良かったのか悪いのか判断がつきません。
ところで、原作の言い回しなのかノア・バームバックの手法なのか分からないけど、台詞のセンスが本当に大好き。
「あの車、生命力が高そうな気がする」
1/3でもこのセンスが欲しい。
あと、楽観的希望ってものはカラフルなあらゆる色と音楽とダンスに詰まってるってことが分かった。
よかった、そうだと思ってた。