A Different Man 2024年作品
7.5/10
アーロン・シンバーグ監督脚本
セバスチャン・スタン レナーテ・ラインスヴェ
アダム・ピアソン マイケル・シャノン
エドワード(スタン)は、神経線維腫症の男で、障害を持つ同僚の周りで
どのように振る舞うかをスタッフにアドバイスする安っぽい企業ビデオに出演して生計を立てていた。
エドワードは人々を不快にさせることを避けて暮らしてきた。
彼の魅力的な新しい隣人、劇作家のイングリッド(「わたしは最悪」のレナーテ・ラインスヴェ)は彼と友達になり、
彼は恋をする。
その後実験的な治療より、エドワードは普通の男性になる。元の自分は死んだことにして別の人物として
生活する。
その後、イングリッドが「エドワード」なる自分を元にした劇を作っていることを知り、彼は役を手に入れ、
わざわざ元の顔のマイクを装着して演技をはじめるが、彼の元の顔よりももっと変形した顔を持つ男
オズワルド(アダム・ピアソン)が出現する。
彼は見た目以外普通では無かったが、エドワードよりも自信に満ちていて、嫌味が無く、多彩な人物だった。
A24とKiller Filmsとの共同制作。傑作「Chained for Life」でリベラルを装う健常者の無意識の差別を
これでもかと見せつけたアーロン・シンバーグ監督とアダム・ピアソン。
本作でもその才能を発揮しまくっていた。
最初スタンが神経線維腫症の男で出てきたとき、アダム・ピアソンにしては変形の度合いが大人しいなと
思っていたら、ピアソンは後になって登場してきて、その本物っぷりで総て持って行ってしまう。
ピアソンの人格がどうかは分からないが、「Chained for Life」と「A Different Man」では印象が大分異なっていて、
演技者としてもしっかりしていると感じた。
活躍は難しいとは思うがこれからもフォローしたい俳優。
作品自体は「Chained for Life」の方がいいと思うが、厳しい内容なので、「A Different Man」のほうが
大衆受けすると思う。
マイケル・シャノンが本人役で出演していて嬉しかった。