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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!のwoosのレビュー・感想・評価

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新宿ピカデリーにて鑑賞。
2023年新作劇場鑑賞66作目。
客席はほぼ満席。
テーマ「相互理解」

[全体として]
TMNTといえば小学校の頃見た実写版(90年代のやつ)がすげー懐かしいのでそれなりに思い入れがあるけど詳しくは無い。
でも前回の実写版が2014年なのでもう9年前か。。。年を取るわけだ。。
お話的にはニューヨークでマッドなサイエンティストが実験で作った突然変異を起こす液体が地下に漏れ、それに触れたネズミとカメ4匹がミュータント化した。5匹は人間に迫害された過去があるので、見つからないように下水道でひっそりと身を寄せ合って暮らしているが、ティーンエージャーとなったカメ4匹は外の世界を見たくてしょうがないし、10代ならではの悩みを抱えている。
ある日高校の報道関係のクラブに所属している女の子と知り合い、悪者を退治すれば人々に感謝され大手を振って町を歩けるんじゃない?というアドバイスに従い、巷を騒がせているギャング団「スーパーフライ」を懲らしめようということになるのだが。。。みたいな話。

[良かったところ]
デザイン的は『スパイダーバース』シリーズの影響下にあると言ってもいい感じのデザインだったが、こちらはもっと手書き感が強くて、線も太いし歪んでいる。ニューヨークが舞台と言うこともあってか、かなりグラフィティ・アート感が強い雰囲気のある絵だった。
ミュータント差別がモロ人種差別のメタファーになっていると思われるので、劇中使われているブラック・ミュージックがとてもマッチしている。
虐げられた者たちが立ち上がり、周囲の見方を変えさせて成り上がって行く話なので、意外と最後の決戦の箇所では落涙してしまった。
テンポもよく100分の映画なのでとても観やすい映画だと思う。

[気になったところ]
スーパーフライがちょっとかわいそうな気がした。

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普通におもしろい映画でした。
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