ミシェル・フランコ監督デビュー作。
ダニエル役のダリオ・ヤズベック・ベルナルはガエル・ガルシア・ベルナルの弟、彼もデビュー作らしい。
見ていて胃が痛くなるような話だった。とんでもないトラウマ、当然のように不穏な空気が続く。
メキシコで犯罪ポルノ動画が告発されず地下流通している問題、そのうちの1つの出来事を「起こったことそのまま名前だけ変えて描いた」と冒頭に表記あり。
裕福な家族と暮らし結婚を控えた姉アナと高校生の弟ダニエル、ふたりは親友のように仲良し。ある日二人は何者かに拉致され近親相姦を強要・撮影されてしまう。
想像を絶するトラウマ。家族や婚約者に知れたら?妊娠してしまったら?結婚はどうなる?ということももちろん、二人に物凄い暗い影を落とす。
それでも克服しなきゃいけないのだけど、そこまで強くない。
なんとか体裁を整えても消えない傷。
家族からしてみればハッピーな終わりかたに見えるが、これずっと引きずるぞ……
無理やり克服するしかないけども。
見てる方は事情が全てわかってるので胃がキリキリするし。終盤の10分くらいなんてメチャクチャいやな緊張感走ったわ。
やっぱりミシェル・フランコの映画だった。
(監督本人もチョイ役で出てた)
コメント欄にメモあり👇