心地良い95分。
新婚カップルとその友人たち、2人の中学生、タクシー運転手とUber配達員。全く関係のない彼らの人生が間違いなく繋がっていると感じさせる群像劇。終盤のシーンでは込み上げるものが。かなり大好きな映画だった。
12月に都内公開で見逃した作品。
今回たまたま友人と栃木に行く旅の予定ができたので、老舗の宇都宮ヒカリ座に行くことに。
ちょうどこの作品が上映されていたのでセレクトしました。
監督は戸田彬弘さんで、『13月の女の子』の監督。
コロナ禍で生活様式を変えるに迫られた人々の苦悩を描きながらも、ポップでところどころ笑わせられる心地よさがありました。
しし座流星群がピークを迎えた頃、コロナ禍で結婚式が挙げられなかったカップルが友人たちの厚意で結婚ホームパーティに招かれるという話。
さらには彼らとは特に関わりのない中学生やタクシー運転手、Uber配達員らにスポットが当たる群像劇で、話が進むにつれ、そんな全く無関係な彼らが密接に繋がってくるという気持ち良さが味わえます。
終盤の前原滉と大友花恋の会話のシーンは込み上げるものがあり、少し涙を流してしまいました。
戸田監督の演出や演技プランが良いのかわかりませんが、柳ゆり菜もとても良くて魅力的なキャラクターでしたね。
中島歩はさすがの存在感。やっぱりこの人はズルい…！！怒ってるシーンが多かったんですが、なのになぜだか笑っちゃうんですよね。
期待以上に素晴らしい作品だったので、観るチャンスがある方には是非とも観ていただきたいです。
〈キャスト〉
恵紙亮介(前原滉)
恵紙ゆかり(大友花恋)
東雲真紀子(柳ゆり菜)
稲田秀和(中島歩)
武田圭吾(篠田諒)
ちひろ(めがね)
香取光輝(山時聡真)
川村鈴(佐々木悠華)
片岡つむり(アベラヒデノブ)
淡路道彦(高橋努)
元焼鳥屋店長(池田良)
※2023年新作映画9本目
