ミリ

ちひろさんのミリのネタバレレビュー・内容・結末

ちひろさん(2023年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

ちひろさんが全然魅力的に感じられなくてダメだった。かなり奇行が目立つし、凄い気取ってて嫌な感じ。恋に酔えないか知らないけどずっと自分に酔ってるようにしか見えない。ホームレスや子供や肉体労働者に施しをして偉そうにして、自分はフラフラ生きるそんな自分に酔い続けることで何となく生きてる空っぽの人って感じ。深い人間関係が一切無さそうだし。
ちひろさんを好きになれない人は楽しみようが無いと思うので、かなり間口狭そうだけどどうなんだろう。みんなあんな人好きになれるの?

登場人物に実在感が無さ過ぎる。ちひろさんもそうだし、多恵さんの「あなたならどこにいても孤独を手放さずにいられるわ」とか、昔ながらの小さなお弁当屋のおばちゃんが喋る言葉として入ってこない。作り手が言いたい台詞をキャラが喋らされてる感が強過ぎる。これは俳優の演技力の問題ではなく、逆に演技が良いだけに違和感が生まれてると思う。身近な現実を描くこの作品のテンション的に人物の実在感は必須では。

あとバジ姉の演技が酷い。有村架純とリリーフランキーと喋ることが主なので、2人が上手い分尚更浮くし、もはや可哀想。

監督お得意の定点長回しもうまく機能してなかった気がする。ただただ退屈。。。
ミリ

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