原作は読んでいません。最初は男性のファンタジーっぽいなと思いつつ見始めたら、そんなことはすっかり忘れていました。最近の今泉監督の作品ではいちばん好き。みんなのことが好きになってしまった。
恋愛じゃない｢好き｣がたくさん描かれていること。完全な人なんて存在しないということ。人は人と関わって自分の居場所は自分で見付けるんだなぁということ。
有村架純さんの後ろ姿のシーンがとても好きでした。お墓と、夕日の海。
風吹ジュンさんの役には｢裸足で鳴らしてみせろ｣をちょっと思い出したり、橋口亮輔監督の｢ハッシュ！｣へのオマージュも嬉しい。
エンドロール後のお楽しみもあって、劇場で観られて良かった。
