新ルート開拓や数々の単独登攀で、山登り界のアカデミー賞と言われるピオレドール生涯功労賞をアジア人として初めて受賞したアルピニスト山野井泰史さんのドキュメンタリー。
いや〜凄い‥。いつも「山」系の作品を観ると打ちのめされる。
「なぜ死と隣合わせなのに登るのか」全く理解できないからこそ気になる。
何かに取り憑かれたように登る人達。死んでいった人も多数いるのが分かる。それでも登る‥
フォークの先っちょをけずったりして10gでも軽くする事前準備には恐れ入ったし、凍傷で手足の指ほとんどを失っているのにそれでも登る姿に感服。
同じく登山家である奥さんも凄い。自身も鼻先や指の大半を凍傷で失ってるのに得意料理は皮から作る餃子！
不自由さを笑い飛ばし、己の信念の赴くままに生きる夫婦に力をもらった。
好きなことを本気でやっている人は無条件で輝いている。
