大事な局面でいつも喧嘩始めて台無しにするどうしようもない奴らのお話。
こういう、全く反省しない奴らを観るのは大好き。

『(500)日のサマー』ばりに時系列が行ったり来たりするので、割とストーリーの把握がむずいけどやってることは「人生の局面が訪れる→喧嘩で台無しにする」の繰り返しなので、そこにあまり頭を使わなくても大丈夫なのが助かる。

基本的に編集が色々ギミックがあって楽しいな、場面のつなぎとかアクションに合わせて動き回るスプリットとか、カッコいい。

映画館での闘いがやっぱすごいな〜、あれはマジでいいもの観た気分になる。

最後の結婚式の闘い、なんであそこだけ全く血の流れない感じになっちゃったかな、その2年後の痛そうな殴り合いと交互に移されるからより流血無しの弱さが際立って見える。

この手の学習しません集団による暴力とブロマンスだけの話って大嫌いなんだけど、色々凝ってた感があり、且つ、結局みんなから愛されキャラなんで大団円ハッピーエンドでした的な都合主義展開というわけではなく楽しめた

【凝ってたポイント】
・時系列入れ替え(‘pulp fiction’ってこんな感じだった気が)
・アニメ交えたおふざけ演出
・即復讐じゃなくてみんなニコニコしながら火薬庫に銃火器が増えていく展開
・独白でもあるけど因果応報的な思想にこだわってるよね、暴力というリスクを受容した行動を選択した人が主人公含めちゃんとリスクを被ることになってたし、そのリスクの一つに本人のモヤりがあるってのも面白い

時系列のおさらいもあってwiki読んでみたんだけど、素手ゴロのシーンと結婚式の間って6ヶ月だよね？2年なの？映画館のアレの後が2年ってのは理解できているが、↑の箇所は6ヶ月な気がする

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