YohKitajimaさんの映画レビュー・感想・評価

YohKitajima

YohKitajima

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

4.5

ぐるぐるヘリ空撮の中、屋上から椅子をぶん投げるブラピ。

ドイツの色調がカッコいいな。

ザ・ファン(1996年製作の映画)

4.4

試合の雨凄すぎて笑う。

試合観戦して散々言いたい放題してた見る側のデニーロが、大きなスクリーンに映し出されて見られる側になると誇らしげな表情をするのがウルっとくる。

デニーロの人物設計が良い。ホー
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クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

4.5

後半、謀反の辺りから人間の顔面の写し方が格段と強烈さを増していくな。
ヴィゴ・モーテンセン1人の顔面に赤・緑・青三色の照明当ててこんなに綺麗に写せるのは、この映画くらい。

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

4.0

爆死したオスカーアイザックの幾つもの骨片が体に刺さり、それの一つを皮膚から引き抜いてそっとマッチ箱にしまうディカプリオ。抒情的だ。

髪の毛のあるマークストロング、かっこいい。

グリズリーマン(2005年製作の映画)

4.5

雨乞い後の嵐で運命感じちゃうとこの、完全にあっち側に行っちゃった感が良い。

「彼がいない瞬間にだけ、自然の美しさが写ってた」みたいなこと言われてるのは笑う。手厳しい。

喰われる時の音声、聴かせてく
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ラスト・ボーイスカウト(1991年製作の映画)

5.0

「娘が攫われた!やばい!」と車を駆る最中に、突如スペルミスで隣車線から撃たれるジョークを入れてくる、こういう正気を疑うような詰め込み方はトニスコの病的なテンポの速さとジェーンブラックの軽妙さが合わさっ>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

5.0

中途半端な野心の人は、変にひけらかすと度を超えた強欲さの奴に食い物にされるので、気をつけた方が良いっぽい。

怪猫トルコ風呂(1975年製作の映画)

4.3

全体に流れるピョーーんみたいな音のサイケロックはカッコいい。

室田日出男の無計画な暴力で次々に死体が量産されていくのは笑える。

「しごきダコ」とかいう面白ワード。

13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

5.0

「煙はヤバい」というのが強調されてて良かった。

あの迫撃砲の砲弾発射ショットには痺れる。

バンパイアの惑星(1965年製作の映画)

5.0

ビニール袋に包まれた死体が墓から這い上がり、袋を突き破って出てくるところの幽玄さよ。

OPとEDの引っ掻き音のBGM、『エイリアン:コヴェナント』のサントラみたいでカッコいい。

ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.7

十字架が全く効かないのが良い。そして、数回ある人体発火場面はどれも冒涜的で良かった。

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

4.3

スペインのプールサイドでのアイツの登場、今年一おもろい人間の現れ方だった。

新しい人間と出会うたびに名乗りあげをしていくノリは、非常に好み。名前の由来的に、名乗り上げに意味づけがなされていたのもまた
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.5

銃の突きつけ合いみたいなのを戦車の主砲でやるカットで拍手。

モータルコンバット(2021年製作の映画)

4.4

新しい人間が出てくるたびに名乗りをあげて見得を切る、こういうノリは大事にしていきたい。学校とかで真似したくなる。

破壊された腹部から脊椎が見えてる場面は最高。

エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE(2010年製作の映画)

5.0

しょうもない会話しながら丸焦げの骸骨から歯を抜いてる場面、ああいうカラッとしたノリは良い。

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.9

パールの、他者を頼らないとどうにもならない凡人具合とそこに自覚的な感じの人物設計は良かった。

ダンスオーディション落とされるところの理由づけの被害者みが増す感じはあまり好きじゃない。シンプルに「そも
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オペラ座 血の喝采 完全版(1988年製作の映画)

5.0

目を瞑らせず惨劇を目撃させる為に瞼にめっちゃ針貼り付けたのに、針にピントが合うばかりで全然何も見えないのは笑った。確かに実際目の前に針あったらそっちばかりに意識いっちゃうな。

あのグルグル主観映像は
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

5.0

ヘリのプロペラで千切れる大ダコの触手が見れて大満足。

『ジョーズ3』と『ロストワールド/ジュラシックパーク』へのリスペクトを感じ、大変嬉しい。

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

4.0

海水浴場の人死にのヌルさは気になるが、全体的にロープ事故が多いのは好感が持てる。

バービー(2023年製作の映画)

4.5

『バービー』、特にオタク風でもない普通の大人が懐かしがって子供用おもちゃで遊ぶという描写があって、ちょっと泣きかけた。「大人になったらおもちゃは卒業」みたいなこと言ってるピクサーのシリーズは、こういう>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

-

全体的にベイ版の劣化版みたいな印象を感じてしまった。

メインの登場人物が中途半端につまらん。『バンブルビー』くらいの小粒な作りならともかく、このくらいの規模感で人間の登場時間を長くするなら、ベイ版く
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.9

ベイのような人間もロボットも汗まみれの狂人ばっかのギラギラ感はないが、これはこれで、朝からテレビで観るくらいにちょうど良い規模感。

サイバートロン戦は結構盛り上がった。

やくざ絶唱(1970年製作の映画)

3.7

妹の非処女宣言を受けて、むちゃくちゃ情けない顔になる勝新が良い。

カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

4.5

「何故デートの誘いに乗ったのかわからない」というところから話が始まるのが良い。単に恋愛の一部としてでなく、失った配偶者との思い出に折り合いをつけて前に進む行為としてのデートを提示しているのが嬉しいね。

やくざ観音・情女仁義(1973年製作の映画)

5.0

至近距離で銃撃ちまくって斬首するとこは度肝を抜かれた。

ラストのスコップ、非常に反骨心に溢れており、良い。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

5.0

水映画としてピクサー最高傑作。

水と火の性質の使い方がどれもトンチが効いてて楽しいな。

そしてこの中東〜南アジア音楽っぽさのあるサントラは非常に良い、この街並みに何故かよく馴染むし、移民話ってとこ
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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

4.7

主人公が非常に良いな、一歩間違えればただの嫌な奴だが、それを上手い具合に魅力的に見せられるのは主演の人の素晴らしさだな。こんな迷惑なやつでも怪異にはそれなりにビビる、というのも良い。これを観てからとい>>続きを読む

高校大パニック(1978年製作の映画)

4.4

受験勉強を苛烈に強いる教員・学校をあんなに憎んでいたのに、最後いざ捕まって真っ先に縋るのが、常日頃から押し付けられ習慣化してきた受験勉強なのがグッとくるな。
『十階のモスキート』や『ペイン&ゲイン』で
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

5.0

大事そうに抱えてたバッグを開けたらちっぽけな母ちゃんのサンドイッチ一切れとりんごしか入ってないところはそろそろ他人事として見れない辛さがある。

エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス(1996年製作の映画)

5.0

面白すぎる。

エボラ出血熱関係なしに狂った人間が、人を犯してハンバーガーにしたりとんでもない下衆行為をするのだが、その上知らんうちにこいつの拡げた感染で人が死にまくってる、というのがやっぱ面白い。
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ランボー 最後の戦場 エクステンデッド・カット(2008年製作の映画)

4.3

田んぼ地雷レースの場面が冒頭じゃなくなったり、村襲撃シーンの子供が死ぬ場面やその他の暴力が削られてたりと、全体的には劇場公開版に劣るものの、雨の中のランボーと女性の会話、ランボーのトラウマの回想など、>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

履いている長靴の中に溜まる水、というなかなか見ない水描写が見られて良かった。

バスのくだりの色使いは泣ける。

怒霊界エニグマ(1988年製作の映画)

5.0

面白い。

手術台の上で死亡して、そのまま幽体離脱して宙に浮いていく様子を本人視点で捉えた場面は素晴らしい。最初と最後で2回見せてくれるし。
音楽も、ちょっとゴブリンっぽいあの感じが非常に良いな。
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大脳分裂(2000年製作の映画)

3.0

腹を割いて眼球を取り出す冒頭に始まり、極彩色の照明の浮き上がる近親相姦や挙げ句の果ての大地とのファックまではたいへん良かったが、後半がつまらん。
前半のあのカラフルな照明の中ゆったりしたBGMとボソボ
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