エイプリル

ゼイラムのエイプリルのネタバレレビュー・内容・結末

ゼイラム(1991年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

評判は聞いていましたが、予想以上にかなり良かったです。90年代バリバリの映像なんですが、画質は古くても映像が古いとは感じず、当時ならではの良さが溢れてました。
イリヤの戦い!っていう感じじゃなくて、電気工事組の二人が主に物語を引っ張っていく構成はとても見やすくて、しかも彼らが非常にコメディカルな性格なので、映画全体にメリハリがつくし、雰囲気が明るくなったのもすごい良かったです。もう一つ言うならめちゃくちゃ電気工事組が強いのも面白かった。特にイリヤがレクチャーしなくても普通に戦えてるのアサシンの才能がありすぎてびびった。
敵キャラみんな良い意味で気持ち悪くて最高なんですが、特に後半にゼイラムがストップモーションで動くところはめちゃくちゃ興奮しました。気持ち悪すぎる。
他にもゼイラムが生まれたばかりの敵キャラを踏み潰して液体が出るところとか、気持ち悪い映像を撮ることに躊躇いがない。
ラストの記念写真もベタだけど相当良かったな。

特に悪いところはなかったんですが、戦いにひと段落ついてティファロックハートみたいな格好になったイリヤに「寒そうだなって思って…」「やっぱりいい女だね」って男衆が言うシーンはちょっと時代だな…って感じてしまいました。

癖があるようでなく、大きなスケールで物語は進みませんが、特撮好きはみんな喜ぶ映画なんじゃないかと思いました。
エイプリル

エイプリル