漫画アニメ実写CGが見事に融合した、ウソみたいな短編映画。当たり前のように縦長の"マンガサイズ"で始まり、当たり前のようにコマの中で実写の人物が動いてるのめっちゃ面白い。「どうすか？俺新しいことやってるでしょ？」みたいなアピりが全くない。カッコいい。アイデアの手数が半端ないし、それをまとめ上げる監督力もすごい。あらゆるネタ元から、テレビ漫画アニメ、サブカル方面のオタクの質の深さが見てとれる。いわゆるな主人公らしいポジティブ女子と、窓際の文学少女。超ありがちなJK2人の組み合わせなんだけど、なんかいいんすよね、描写が。テンポ早すぎてセリフが逃げていきそうになるんだけど、「曇った眼鏡で〜」みたいな、文学的にも素晴らしいセリフは、ちゃんとスピード落として聴かせてくれる感じ、グッときた。演出の鬼。これはバズるっしょ。
