RYUYAさんの映画レビュー・感想・評価

RYUYA

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映画(2377)
ドラマ(1)

初恋(2020年製作の映画)

4.0

死ぬほどバカバカしくてかっこいい夜。

ついに頭を撃ち抜かれた。
ロシアンルーレットみたいに1/6ぐらいの確率でとんでもない傑作を生み出す三池崇史の、待望の実弾。

バカみたいに面白かった。
リアリテ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

そんな都合よくネズミは動かないし、戦闘機だって墜落してこないし、滝に流され巨岩にぶつかったら普通人は死ぬし、カットバックが出来ないから役者が明らかに映りやすい位置に周り込むし、今どき気絶で時間とばすの>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

いつにもましてドス黒く見えたエンドクレジットで流れてきたのがフランキー・ヴァリの『太陽はもう輝かない』で俺は気づいた。あ、これは失恋の映画だと。

劇中、ゾッとしたのは、黒人の彼がコミューンの人に「写
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地元仙台での撮影という事で、ちょっとしたご縁からエキストラ担当として参加させていただいたので、出来上がったモノを映画館で観て、ものすごく感動した。こんな感覚はじめてだった。酒蔵見学してから呑む日本酒み>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

3.5

『あまくない砂糖の話』みたいに、監督自らの身体を実験台にドーピングの効力を試すブラックコメディ調のドキュメンタリーかと思いきや、徐々にロシアのドーピング問題それ自体へと関与してゆき、国家絡みの陰謀を告>>続きを読む

TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

4.5

内田裕也の『雨の殺人者』に乗せ、ロングショットで暗い病棟の廊下の奥から白衣の人たちがストレッチャーを押し歩いてくる。亡骸の上に乗っているのは黒いハットで、それはおそらく主人公のものだという事がわかる。>>続きを読む

隣の影(2017年製作の映画)

3.5

夫婦がベッドで寝るんだけど、奥さんは耳栓を着けて、夫がこっそり寝室を出てリビングでPC開いて元カノとのハメ撮り見てシコろうとしたら奥さんが起きてきて...という、ヘタすりゃ『地獄の黙示録』越えの圧巻の>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.5

ジョカノと付き合って平凡な家庭を築くか、別れて証券会社でのし上がるかの選択を迫られ、後者を選んで大成功、大金を掴んだ男が、ある日目覚めたら結婚してて子どもが2人いて町の車屋になっててさぁ大変。過去へイ>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

3.5

あるインタビューで北野武が男の映画ばかり撮っている事を問われ「自分はセックスの匂いというのが嫌いで...なんと言うか、それまでの男女の会話がすべて前戯に聞こえる気がしてしょうがない」って答えてたんだけ>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

4.0

デパルマ超好きなのに観てなかったので鑑賞。
やっぱデパルマ超好き。
この人の映画のラストに漂う言葉にし難い寂しさが好きだ。
今作のラストカットも、恐怖と哀愁が見事に同化した映画史に残る名カットです。
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

4.0

冒頭数秒でとっとと世界を終わらせ本題に入る、黒画に音声のみのオープニングがマジ秀逸。

世界は列車で、後方車両の奴隷(ボロ布みたいな韓国映画)が前方車両の貴族(カシミヤみたいなハリウッド映画)に下剋上
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.0

ヴィレバンで売ってる大判のコミック本みたいな感覚のアングラ映画で、望月峯太郎的というか、ダニエル・クロウズ的というか、個人的には超好き。犬が死んだの見てショックでババアが死ぬ、なんて超マンガ的で笑った>>続きを読む

キスキス,バンバン(2005年製作の映画)

3.0

映画冒頭からとにかく喋り倒すダウニーJrのナレーションをウザいと思うか思わないかで決まる映画。俺はウザかった。

泥棒してたら警察に追われて、たまたま逃げ込んだ先が映画のオーディション現場で、なんか受
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.5

シュプリームスにマーヴィンゲイにジャクソンファイブにスティーヴィーワンダー...車で流しときゃその日の晩には助手席がベッドに変わると俺は確信してるアーティストたち。その"モータウンサウンド"という黒人>>続きを読む

闇の子供たち(2008年製作の映画)

3.5

『アマルフィ』とか『MOZU』とかじゃなくて、こうゆう事なのよね、日本が海外で撮る映画ってのは。阪本監督、やっぱかっけぇ。

タイの子どもらの売春・人身売買の現実に打ちのめされ、観た後はしばらく空腹の
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

「日本映画にしては...」という書き出しから始まるレビューの多さに、いや皆んなどんだけバカにしてんねん!と笑えるけど、俺もそうだから何も言えねぇ。この映画も、なんか評判いいのね〜って感じで観たら本当に>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

4.0

「色んな表情が出せる役者が凄い」なんて俺はあんまり思わないから、この主役ふたりの無表情っぷりが堪らなく好きだったなぁ。とにかく顔が強いのよ。それだけでいい。ただ立ってるだけ、ただ座ってるだけ、そんな演>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

3.0

70分なんて短尺、ゴダールの『さらば、愛の言葉よ』以来な気もするけど、観易いからいいよね。

ある日のスマスマに米倉涼子と番宣で出てきてSMAPにオススメの映画として『ホドロフスキーのDUNE』挙げて
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.5

「日本のノワールダサッ!やめちまえ!」って本気でムカついた『全員死刑』とか『ビジランテ』に比べたら筋書きもローカル犯罪描写もだいぶ良かったし、センスが素晴らしい(特にキャスティング&撮影照明)し、飽き>>続きを読む

ドッグマン(2018年製作の映画)

4.0

冷凍庫に入れられたチワワが蘇生して歩き出すまでを普通にワンカットでやってるんだけど、あれ、どうやってんの?『ゼログラビティ』より難しいことしてるやん。

内容は、気弱なお人好しが、超暴力的な友人のせい
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下女(1960年製作の映画)

4.5

電話一本で済む話をLINEでだらだらやってくる女みたいに、最近の映画はとにかく無駄が多い。それに比べ、50〜60年代の映画はほんとに無駄がない。そこの上手さに関しては、日本の監督たちが断トツNo. 1>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

「本当にやってない人が、本当にやってないことを証明する映画」って、なんだそりゃ。シンプルの極み。でもイーストウッドの手にかかると、白メシだけでご飯3杯いける。

『アメリカンスナイパー』以後、実録映画
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

ビートルズに始まり、ボウイに終わる。
どんな戦争映画??

「抱きしめたい」で始まり、「ヒーローズ」で終わる。
そんな戦争映画。

ウサギの耳のように、世界にピース。

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.5

レッドブル10本分、すなわちホテヘル1回分の興奮、を上回る興奮。画面には出てこないけど、俺には『SASUKE』のカウントダウンが見えたし、『24』のピッピッが聞こえたよ。最近ちらほら目にする「あぁ、時>>続きを読む

スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.0

少年ギャングもの、獄中劇、法廷劇と、展開に連れてジャンルが変わってゆく面白さはあったものの、リズムが単調で見ずらかったなぁ。この手のモノローグムービーはスコセッシなら上手くまとめられるんだろうけど..>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.5

寝ても覚めてもスマホいじってるだけの、アイコンに顔すら出さぬド素人の出しゃばり風紀委員気取りクソ人間どもが、ハズキルーペでも見えないくらい遥か天空で巻き起こってる芸能人の不倫騒動を我が物顔で批判する、>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

どこぞのアホが中2の俺にネタバレかまして以降、絶縁を誓ったこの映画だが、苦節10年、あるタイミングが訪れ、恥ずかしながらようやく鑑賞。なるほど、こりゃ確かに名作だ。でも俺がホラーで泣いたのは唯一『ジェ>>続きを読む

欲望(1966年製作の映画)

3.5

写真家の男は、モデルたちを置き去りにして休憩に出て、その出先で見つけた骨董品店で品定めしてたはずが、次は公園に行ってシャッターを切ってる。こんな様子で、主人公も、また映画自体も、行動や伏線を中断し置き>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.5

2人のラブロマンスと、幽霊になるファンタジー、死の謎を解明するサスペンス、霊能力を鍛えるベストキッド描写。マジで『パラサイト』くらいジャンルが詰まっててビックリ。イメージと全然ちがう。主人公の顔フラッ>>続きを読む

ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.0

相席食堂の「ちょっと待てぃボタン」があったら俺は一体何回押すのだろうかというくらい頻発される大クセ演出の波。ザパーンと打たれて無人島に漂着した気分。手数すごい。霜降りの漫才みたい。

スマホゲームみた
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ア・ホーマンス(1986年製作の映画)

3.5

バーソロミュー優作。
初監督作にしてこれは凄い。
たけしだってレフンだって、訳わからん映画を撮るのは決まって2〜3作目だってのに。

カメラマン泥酔状態かよってくらいぐわんぐわんするカットたちも、今に
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

夜と夜と夜と夜と夜。
ジャームッシュが、生きてるくせに天使になって5つの都市のタクシーと乗客たちをコーヒー飲みながらしっぽり眺めてる感じ。
「この映画を観せてあげたい」と思った人が出来たなら、俺はその
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.0

ジョン・カサヴェテス にこんなムカついたの初めてだわ。

日本の集落とかでも全然ありえそうな話。それがこわい。

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.0

こんな映画がこの世に存在してるってのに、それでも戦争してる人たちってどれだけ愚かなの?って本気で考えてしまうくらい"戦争と戦える映画"。

タイトル『JOHNNY GOT HIS GUN(ジョニーは銃
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.0

この衝撃に勝てるのはDA PUMPのU.S.A.のCDジャケットくらいだろ、というくらい惹きつけられるポスターで、実際、吊り橋のシーンは緊迫感ありすぎて飼ってもない犬をエアーで抱いたくらいのエゲツない>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0

「この映画は2度始まる」
どっかで聞いたフレーズだけど、ヴェンダースはとうの昔にやっていたのねー。とにかく時間の使い方が抜群。和牛のゾンビのネタみたいに抜群。

天使のおっさんが主人公で、ベルリンに暮
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